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学生・教職員の受賞
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博士1年 遠藤 碧さん 日本セラミックス協会 第38回秋季シンポジウム 優秀発表賞 受賞
博士1年 遠藤 碧さん 日本セラミックス協会 第38回秋季シンポジウム 優秀発表賞 受賞
博士後期課程 先端工学専攻・1年生の遠藤 碧さん(多賀谷基博 准教授 研究室在籍・長岡高専出身)が、公益財団法人 日本セラミックス協会が主催する第38回秋季シンポジウム 優秀発表賞において優秀発表賞を受賞しました。
日本セラミックス協会は、新物質、新材料、新機能素子への開発・発展につながるナノテクノロジーの基幹技術になっているセラミックスについて、無機・有機・鉱物・化学・物理・電子・土木・医療・工芸など広範な分野における情報交換の場を提供しています。本協会のうち、生体関連材料部会は生体と関連の深い材料におけるサイエンスとテクノロジーを対象としています。
受賞研究題目
生体液安定性を有するアパタイト/ヒアルロン酸ナノハイブリッド多孔質膜の合成
受賞研究内容
硬組織は,アパタイト (Ap) と生体高分子のナノハイブリッドであり,両者が一体となって優れた複合機能が発現しています.これを模倣した再生医療材料開発のためには,両者がナノハイブリッド状態で,さらには,細胞を包接する「マクロ細孔」と細胞を活性化する「メソ細孔」を両立した多孔性・表面特性を有することが重要です.本研究では,ヒアルロン酸 (HYA) 分子に着目し,HYA分子ネットワーク構造によって形成されるナノスケールの空隙 (自由空間) に,クエン酸 (Cit) を介してAp ナノ粒子 (ApNP) を導入し,両者がナノスケールでハイブリッド化した生体液で安定な多孔質膜を実現しました.
関連リンク
公益財団法人 日本セラミックス協会 第38回秋季シンポジウム
ナノバイオ材料研究室(多賀谷基博 准教授)紹介ページ
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