学生・教職員の受賞

博士学生 山田伊織さん リン化学討論会 若手優秀研究発表賞 受賞

第31回無機リン化学討論会において博士課程2年生の山田伊織さん（多賀谷基博 准教授 研究室）が若手優秀研究発表賞を受賞致しました。
 
日本無機リン化学会は、リンを含有する無機物質およびそれに関係する物質または関連現象に関する科学および技術の発展・利用を計るために、情報交換、会員の親睦、その他適当な行事を行うことを目的としています。
 

受賞研究題目

セラノスティクス応用を目指したメチレンブルー固定アパタイトナノ粒子の創製

受賞研究内容

メチレンブルー (MB) による光線力学療法と蛍光イメージングの両立においてはMBのモノマーでの固定化が必要です．本研究では，合成時のリン酸源とカルシウム源のモル比を変化させ，MBを固定したハイドロキシアパタイト (HA) 粒子 (HM) を創製しました．P/Caモル比の増加により，MBの担持量は増加し、MBモノマー量はP/Caモル比2.0のとき最大であした．モノマー量が最大のHMにおいてレーザー照射によるHeLaがん細胞の細胞死滅効果が最大でした．つまり，P/Caモル比の制御によりMBモノマー量を最大化でき，細胞死滅効果も最大化されました．
 

関連リンク

第31回無機リン化学討論会のページ
ナノバイオ材料研究室（多賀谷基博 准教授）紹介ページ
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