文字サイズの変更

検索したいキーワードを入力してください

NEWS

学生・教職員の受賞

awards



博士2年 野田 大智さん 日本セラミックス協会 第37回秋季シンポジウム 学生優秀発表賞 受賞

博士2年 野田 大智さん 日本セラミックス協会 第37回秋季シンポジウム 学生優秀発表賞 受賞

先端工学専攻・博士2年生の野田 大智さん(多賀谷基博 准教授 研究室在籍・岐阜工業高専出身)が、公益財団法人 日本セラミックス協会の第37回秋季シンポジウムにおいて特定セッション学生優秀発表賞を受賞しました。

 
日本セラミックス協会は、新物質、新材料、新機能素子への開発・発展につながるナノテクノロジーの基幹技術になっているセラミックスについて、無機・有機・鉱物・化学・物理・電子・土木・医療・工芸など広範な分野における情報交換の場を提供しています。本協会のうち、生体関連材料部会は生体と関連の深い材料におけるサイエンスとテクノロジーを対象としています。
 

受賞研究題目

フィブリノーゲンの吸着形態に寄与するアパタイト表面層の探索

 

受賞研究内容

バイオセラミックス表面へのタンパク質の吸着形態は,生体適合性だけでなく生体親和性に関わる重要な要素となります。これまでの我々の研究において,生体骨における非コラーゲンタンパク質の立体的吸着状態に着目し,その吸着形態を模倣し,カルシウム欠損型水酸アパタイト (CDHA) の核形成段階で薬物分子を吸着させ,その吸着立体性を誘起できることを見出しました。しかし,CDHAは基材への密着性が極めて悪く,基材コーティングが困難という課題がありました。そこで,本研究では,炭酸含有水酸アパタイト (CHA) ナノ粒子コーティング膜の表面層をリン酸バッファーによって改質してCDHA化することに成功しました。そして,CHAとCDHAの表面層における割合によって,タンパク質 (フィブリノーゲン) の吸着形態を制御できることを見出しました。その研究発表が優れたものであると評価され,特定セッション学生優秀発表賞の受賞に至りました。
 

 

関連リンク

日公益社団法人日本セラミックス協会 第37回秋季シンポジウムのページ
ナノバイオ材料研究室(多賀谷基博 准教授)紹介ページ
ナノバイオ材料研究室(多賀谷基博 准教授)ホームページ