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修士1年 大川 全さん 新潟生化学懇話会 奨励賞 受賞

修士1年 大川 全さんが新潟生化学懇話会で奨励賞を受賞

物質生物工学分野・修士1年生の大川 全さん(微生物代謝工学研究室在籍・小山高専出身)が、令和4年7月16日に新潟薬科大学にて開催された第62回新潟生化学懇話会で奨励賞を受賞しました。
受賞研究題目は「Pseudomonas sp. NGC7株におけるバニリン酸・シリンガ酸脱メチル化酵素遺伝子の転写制御システム」です。
新潟生化学懇話会は、新潟大学医学部の緒方規矩雄教授の呼び掛けにより1964年に開始されました。今年で62回目の開催となる伝統ある会です。新潟大学、新潟薬科大学、長岡技術科学大学、日本歯科大学などの生化学関連研究室などが研究発表しあい、例年100名以上が参加している会です。
 
【受賞内容の概要】
植物の主要成分であり芳香族高分子のリグニンは、莫大な存在量から資源的価値が注目されています。私が所属する政井・上村研究室では、リグニン由来芳香族のバクテリアによる分解システムを解明し、得られた知見を活用したリグニンからのポリマー原料発酵生産システムの開発に取り組んでいます。Pseudomonas sp. NGC7株は、主要なリグニン由来芳香族化合物であるバニリン酸、シリンガ酸、及び4-ヒドロキシ安息香酸を単一炭素源として生育できるバクテリアです。バニリン酸の脱メチル化酵素はPseudomonas属細菌等で見出されたVanABが広く知られており、vanAB遺伝子の転写はGntR型転写制御因子であるVanRによって負に制御されることが報告されています。一方、シリンガ酸を脱メチル化するVanABは解析例が乏しく転写制御システムについては報告例がありません。NGC7株では、複数のvanAB相同遺伝子セットが見出されており、バニリン酸代謝にはvanA4B4が必須であり、シリンガ酸代謝にはvanA1B1及びvanA2B2が主要に関与し、vanA4B4も部分的に関与することが示唆されています。本研究ではこれらvanAB遺伝子の転写制御システムを明らかにすることを目的として研究に取り組み、GntR型の2つの制御タンパク質 (VanRとVanR2)がvanA1B1vanA2B2vanA4B4の遺伝子発現を制御すること等を明らかにしました。
 

 

関連リンク

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