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博士1年 野田 大智さん 日本セラミックス協会 第25回生体関連セラミックス討論会 優秀若手研究奨励賞 受賞

博士1年 野田 大智さん 日本セラミックス協会 第25回生体関連セラミックス討論会 優秀若手研究奨励賞 受賞

先端工学専攻・博士1年生の野田 大智さん(多賀谷基博 准教授 研究室在籍・岐阜工業高専出身)が、日本セラミックス協会 第25回生体関連セラミックス討論会において優秀若手研究奨励賞を受賞しました。

 
日本セラミックス協会は、新物質、新材料、新機能素子への開発・発展につながるナノテクノロジーの基幹技術になっているセラミックスについて、無機・有機・鉱物・化学・物理・電子・土木・医療・工芸など広範な分野における情報交換の場を提供しています。本協会のうち、生体関連材料部会は生体と関連の深い材料におけるサイエンスとテクノロジーを対象としています。
 

受賞研究題目

カルボキシ末端ポルフィリンのアパタイト形成に伴う吸着形態の解明

 

受賞研究内容

現在,生体親和性の高いアパタイト粒子に薬物分子を固定する研究がなされています。その際,シランカップリング剤を介して化学吸着させる場合が多く,毒性に加えて薬物分子が変性して機能を失う問題がありました。そのため,薬物分子を変性させずにアパタイト粒子に吸着させる技術が求められています。本研究では,骨形成過程の模倣によって,アパタイト粒子表面のリン酸イオンサイトとCaイオンサイトの2つのサイトにおける置換と配位を利用し,カルボキシ末端ポルフィリンを吸着させる技術を開発しました。本発表では,アパタイトの核形成段階でカルボキシ末端ポルフィリンを反応させ,その後のpH制御によってアパタイト表面状態を変えて,カルボキシ末端ポルフィリンの吸着と配向を制御した結果を報告しました。
 

 

関連リンク

日公益社団法人日本セラミックス協会 生体関連材料部会のページ
ナノバイオ材料研究室(多賀谷基博 准教授)紹介ページ
ナノバイオ材料研究室(多賀谷基博 准教授)ホームページ