トピックス

抗菌薬開発を目指したペプチド型細菌DPP7阻害剤の創出

本学物質生物系（技学研究院技術科学イノベーション系兼任）の小笠原 渉教授は、岩手医科大学、神戸大学大学、JAXAとの共同研究により多剤耐性菌類縁菌の DAP BII のS46 DPP（ジペプチジルペプチダーゼ） の立体構造を世界で初めて明らかにし、その研究成果を基に阻害剤の設計・合成、阻害剤複合体の構造決定、生化学及び生物学的評価といった タンパク質の立体構造に基づく薬剤設計を経て、特許権取得に至りました。
本特許は、歯周病菌や多剤耐性菌などの糖非発酵性病原菌に対して、これまでにない仕組みで作用する新たな抗菌薬の開発と実用化に結びつくと期待されます。
 
詳細は以下のPDFファイルをご覧ください。
https://msb.nagaokaut.ac.jp/wp-content/uploads/2023/05/230428.pdf

関連リンク

発酵科学研究室（小笠原教授、志田准教授、中村助教）の研究室紹介ページ
発酵科学研究室のホームページ